バナナは経費で落ちるんですか。
お疲れさまでした。
謎の仮打ち上げも経て(「壁男」in my life参照)、
住処へ帰って行く人もいれば、
制作主任ナガイさんと私は、領収書の束と格闘しているし、
助監督サスケさんは、夕張映画祭で流すちょっとしたメイキング映像を編集しています。
女子高生ミズは、どばどばと笑い、泣いて、
ぼくらのハートを鷲掴みしまくって、
旭川に帰って行きました。
10歳差があるのだけども姉妹のように親友のように、
たくさん助けられて情けなかったけれど共に戦った仲間でした。
助監督サスケ氏と札幌観光ということで、
藻岩山ロープウェイに乗りラッセル車に乗り、
プリクラも撮られまくりました。
そのパワーに圧倒されて、
私もがんばって物をつくらなきゃ。
この人たちに見てもらわなきゃ、と思った。思いましたよ。
カメラマンのクニマツ氏も東京に帰り、
私に置き手紙。
「立つ鳥後を濁してすまん。帰る」
ええ、マンスリーマンションの片付けはしておきますよー。
私は、「ちょっと撮影前に電話番をしてまあ現場でも手伝って」というあいまい契約だったので、
今後どうしていいやらわからなくなり、
「監督〜わたしこれからどうやって生きて行ったらいいですかあ〜」
と相談する。
でも、まあすることもいろいろあるだろし、
電話くらいかかってくるでしょうということで、
午後からふらりとくる程度でもうちょっと、
映画「壁男」の行く末を見守ろうと思うのです。
あ、公式サイト作りたいんだった…。
先程、仮編集中の素材を30分くらい見せていただきました。
やっぱり現場にいても、映像を見ると印象が違う。
きっとちゃんと編集されてスクリーンで見たら、もっと違うんだろうと思う。
監督の頭には完成図があって、
それをいい意味で裏切ったりしているんだろうな。
でも室内の壁がたまに苦しい感じで、
そういうのは一般的なホラー映画とは違う怖さだという印象を受けました。
終わらない撮影はないし、でもその真っ最中は終わるような気がしない。
でも確実に日は暮れるのだと。
そして領収書は積もるものだと。
あんまり毎日、気持ちがオープンになり過ぎだから、
楽しい事悲しい事、怒っちゃう事がいちいちでかい。
スタッフルームに来る人が少なくなるたび、
私の口もちいさくなるんでしょう。
さみしくないすよ。ちぇ。